戻り鰹は今が旬!気仙沼からカツオをもっと美味しく!お役立ちレシピ集5選

秋になり戻り鰹(カツオ)の季節になりました。初夏の初カツオと違って、脂がのって美味しい戻りカツオは、今が旬!
そこで、今回は生鮮カツオの水揚げ日本一の気仙沼から、カツオの秘密と美味しい食べ方についてまとめてみました。

気仙沼は、20年間ずっと日本一!
気仙沼港は、1997年から昨年までの20年間ずっと生鮮カツオの水揚げが日本一を誇ります。
昨年、気仙沼で水揚げせれた生鮮カツオは、約2万トン。全国の生鮮カツオの約45%が、気仙沼産のカツオが占めます。
21年連続の期待がかかる今年も日本一に向けて、順調に水揚げがなされているようです。
※冷凍カツオを含めたカツオの陸揚量は全国5位。

今が旬の「戻りカツオ」とは?
春から夏にかけて餌を求めた北上したカツオは、北の海で栄養素たっぷりの餌を食べて成長します。
成長したカツオが、秋になり黒潮にのって南下してきたものを「戻りカツオ」を言います。
丸々と肥えた戻りカツオは、初夏の初カツオと比べて10倍ほど脂がのっているとも言われています。
カツオ食べて健康に。生活習慣病の予防にも効果あり!
カツオは、高タンパク質で鉄分などが豊富。美容や貧血などが気になる女性にうれしい食材です。
またカルシウムとともに骨の形成に必要なビタミンDも含まれています。
育ち盛りの子供や、骨粗しょう症が気になる女性にもおすすめです。
また脂がたっぷりのった戻りカツオは、DHAやEPAなどの栄養素が豊富に含まれています。
EPAは、血液を健康にする効果があると言われ血圧やコレステロール、中性脂肪などが気になる方にもおすすめ。
なおカツオの脂肪分に含まれるEPAやDHAは、煮たり揚げたりすると流出してしまうそうです。
秋のかつおは「戻りかつお」とも呼ばれ、脂の乗った味わいが特徴。EPAやDHAは魚の脂に含まれているので、脂の乗った秋のかつおのほうが含量が多いのです。
(引用:食事で摂ろう EPA&DHA|日本水産株式会社)

>戻りカツオの美味しいレシピ その1
気仙沼では定番!カツオの刺し身
気仙沼で水揚げされたばかりの脂がのった新鮮な戻りカツオ。
気仙沼ではカツオを炙らずにそのまま刺し身で食べられることが多いです。
刺し身には、薬味として刻みネギをそえて、ワサビ醤油のほかに生姜醤油もおすすめです。

戻りカツオの美味しいレシピ その2
塩ダレでさっぱりと!カツオの叩き
カツオ料理といえば、定番ともいえる「カツオのタタキ」は、「土佐造り」とも言われますね。
新鮮なカツオの皮付きの切り身を表面だけ軽く炙り、手早く冷やします。
冷やしたものを薬味やタレをつけて食べます。
タレは、それぞれお好みが分かれるところ。
醤油(おおさじ1)とショウガ汁(小さじ1)をカツオの切り身と絡ませて炙るのも美味しいです。
また脂がのった戻りカツオは、塩を利かせたレモン汁を絡めてもグッド。
さっぱりとした中にもカツオの濃厚な味わいが広がります。

戻りカツオを美味しく食べるレシピ その3
ナスとの相性抜群!カツオの焼き浸し
今の時期は秋ナスも美味しくなる季節。
ごま油でナスやピーマンを炒めて、塩を振りかけて、たたいたカツオとすりおろした生姜と一緒にめんつゆダレで頂きます。
残暑で食欲が落ちてきたときに、さっぱりと食べられるのでおすすめです。

戻りカツオの美味しいレシピ その4
手軽でおいしい!カツオのひつまぶし
カツオの切り身を漬けたれ(めんつゆ)に浸し、冷蔵庫で30分から1時間ほど漬け込むだけ。
漬け込んだカツオと一緒にゴマや小ネギ、ワサビ、刻み海苔などの薬味を、熱々のご飯に乗せて召し上がります。
半分ほど食べたら、昆布だしをかけてお茶漬けにして食べても美味しいです。

戻りカツオの美味しいレシピ その5
余すとこなく食べ尽くす!カツオのあら汁
美味しく育った戻りカツオ。余すところなく食べたいですよね。
カツオを捌いたときに出る中骨、ハラス、心臓(ホシ)、血合いのいわゆる「カツオのアラ」。
カツオのアラは、究極ともいえるうま味が詰まっているので、アラ汁にするのがおすすめ。
食べやすい大きさに切ったアラに塩を振ってなじませることで、うま味がさらに引き出されるとのこと。
調理する前に熱湯をかけることで、臭みが取れるそうです。
ジャガイモや大根などを味噌で一緒に茹でて、最後に刻んだ長ネギを入れてできあがり。
骨の周りついた身もうま味がたっぷりついているので、是非しゃぶりつくように食べてみてください。
記事を書いた人

よしペン
気仙沼在住のWebライター。
旅行やグルメ、ライフハック、ダイエット、アニメなど幅広いジャンルの記事を多い時には年間180本以上こなしたことも。
夢は地元でIT企業を起業すること。